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高橋惠子ならではの演技ができる女優に

堀田 女優さんには、自分に役を近づける人と、役に自分が近づいていくタイプの人がいると思うのですが、高橋さんはどちらですか。
高橋 私は役に近づいていくタイプだと思います。これまで聖女から悪女まで、さまざまな役を演じさせていただきました。
堀田 そうなると、監督さんとしては、演じてもらうのが非常に楽しい女優さんではないかと思うのですが、今後、やってみたい役などはありますか。
高橋 今年でちょうど60歳になりましたので、これからはどんな役を演じても、高橋惠子ならではというものが出せるようになっていきたいと思っています。
堀田 「高校生ブルース」という衝撃的な作品でデビューし、若い頃は自由奔放なイメージが強かった高橋さんですが、今は和服が本当によくお似合いで、落ち着いた日本女性の雰囲気を醸し出していらっしゃる。今後、高橋さんがどういうふうに変身し、飛躍されていくのか非常に楽しみです。
高橋 ありがとうございます。あと何年できるかわからないですけど、体力の続く限り、女優という仕事を続けていきたいと思います。
堀田 舞台に立つ女優さんには、健康管理も求められると思うのですが、普段、気をつけられていることはありますか。
高橋 あまり特別なことはしていませんが、適度な運動と睡眠、バランスのいい食事を心がけています。
やはり、健康でないと良い演技もできないですからね。あとは、あまり細かいことは気にせず、いい意味で鈍感でいることでしょうか。
堀田 最後になりましたが、好きな言葉があれば教えていただけますか。
高橋 最近、気になっている言葉は、「分かち合う」ということ。特に楽しいこととか、幸せなことは、自分だけではなくて、みんなで分かち合いたいって思いますね。
堀田 楽しみだけでなく、苦しみも悲しみもね。
大家族に囲まれ、長きにわたり女優としての人生を歩まれてこられた高橋さん。おそらく誰よりも「分かち合う」ことの大切さ、素晴らしさを知っておられるんでしょうね。
本日は楽しいお話をありがとうございました。


対談中の高橋恵子さん(右)と堀田編集委員長

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