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「今後の人生は土地を耕して暮らそうと決めたんです」

農園ヴィラデストができるまで

堀田 ワイナリーづくりにとり組まれたのはいつごろからですか。
玉村 農園を始めたころは野菜やハーブが中心で、ぶどうの木は畑の余ったところに植えていた程度だったのですが、一〇年ほど経ったころに大手の酒造会社がワイナリーを造るという話がもちあがりまして、私の農園付近が適地だというので、技術者を養成していっしょにとり組むことになったんです。
堀田 大手の酒造会社が一緒なら心強いですよね。
玉村 でも、その計画も酒造会社の方針転換で中止になってしまって、大量に仕入れた苗木や仮植えがむだになってしまうので、自分でやってみることにしたんです。
堀田 ワインづくりで一番たいへんだったのはどんなことですか。
玉村 農地や苗木の手入れに一〜二年、苗木が育つまでには三〜四年かかるので、収穫するまでには五年くらいかかるんですね。
堀田 それはまたたいへんですね。
玉村 最初は醸造所もないので、近くの醸造所に委託してワインをつくってもらっていたのですが、自分で醸造所をつくるためには、だいたい一〇年から一五年くらいの計画が必要になるわけです。建設には一億円近いお金も必要でしたから、資金繰りがたいへんでした。
堀田 ワイナリーを開設するまでにはひじょうに多くのご苦労があったのですね。しかし、めげずに続けられてこられたからこそワインコンクールで金賞を受賞され、長野県産ワインのパイオニアとなられました。すごいバイタリティだと思います。

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