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白と黒の対比の美しさに魅せられて

堀田 木版画家としてもご活躍されていますが、木版画はなにがきっかけで始められたのですか。
ジュディ 小さいころから絵を描くのが好きだったのですが、二〇歳代半ばに友達とある展覧会を観に行ったんです。白黒の木版画の展覧会で、ハリウッドの女優さんの家に飾ってあるような大きなポピーの花の木版画があったんですね。白いバックに黒いポピーの花と黒いバックに白いポピーの花の木版画が対で展示してあったのですが、白と黒の対比のなかに真っ赤なポピーの色を感じて、ひき込まれてしまったんです。
堀田 それで木版画をやってみたいと思われたのですね。
ジュディ 作者である井上勝江先生にお願いしたら、「歌も歌って、お芝居もしているのに無理ではないですか」って言われてしまったのですが、そう言われると、なおさらやりたくなってしまって、木の板に椿の絵を描いて、見よう見まねで版画を作って、井上先生のところに持って行ったんです。
堀田 お母さまゆずりのチャレンジ精神発揮ですね。
ジュディ それでやっとお許しが出て、井上先生のところに通わせていただくようになりました。

絵を描いているときは絵のなかにいたい

堀田 版画の題材はどのようにして決められているのですか。
ジュディ 大きな作品は、主に日本の家屋を描いているので、友達に「いい場所があったら教えてください」とお願いしたり、自分でもお仕事の移動中にアンテナをはりめぐらして、気になったモチーフを見つけたときは住所を控えて、後でスケッチブックを持って出かけるようにしています。

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