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気持ちに逆らわず時代に流されず

堀田 これからも、ますますのご活躍が期待されますが、体調面でなにか気をつけられていることはありますか。
舘野 左手での演奏は長い鍵盤を行ったりきたりして弾くので、とても体力を使うんですね。いまは散歩をしているくらいですが、今後のために、そろそろ筋力トレーニングを始めてみようかなあと思っています。
堀田 最後に今後の夢や目標などがありましたら教えてください。
舘野 ぼくはね、夢をもったことがないんですよ。自分がやりたいことはつぎつぎと…。
堀田 つぎつぎと開けてしまうわけですか。うらやましいですね(笑)。
舘野 やりたいことは自分の気持ちに逆らわず、時代に流されず、一つずつやっていきたいと思っています。
堀田 最近は室内楽も演奏されていますよね。
舘野 いままでソロで演奏をしてきたのですが、お互いの呼吸を感じながら演奏がしてみたくなり、演奏活動50周年を機に室内楽を始めました。
 2012年は「アステリスクの肖像」という、少し変わったピアノとヴォーカルのセッションをやったのですが、なかなか好評でした。
堀田 ぜひ聴いてみたいですね。これからも多くの人たちの心に残る演奏を続けられることを期待しています。
 本日は楽しいお話をありがとうございました。

対談中の舘野泉さん(左)と堀田編集委員長

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