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最後の最後にたいせつなのは「体.体.体」

堀田 いまは大学教授として教鞭に立たれていますが、ふだん健康のために、なにかしていることはありますか。
神和住 いまもときどきですがテニスは続けています。それと最近はウォーキングを始めまして、いま山梨に住んでいるのですが、富士山を見ながら空いた時間に一時間ぐらい歩いています。最近は自分で血圧も測定するようになりました。
堀田 それはいいですね。自分の体調を知るのはとてもいいことですから、ぜひ続けてください。
 最後になりますが、なにか好きな言葉や心に残っている言葉などはありますか。
神和住 座右の銘は「心.技.体」だとずっと思っていたのですが、最近になって「体.体.体」だと気づいたんです。
堀田 「体.体.体」ですか。それはまたおもしろい(笑)。
神和住 テニスという競技は時間が長いですからね。四時間、五時間経って、最後の最後になると、もう心も技もないわけですよ。
堀田 なるほど、体力が限界になると後は粘りだということですね。
神和住 ファイナルセットの最後の最後のときというのは、いかに相手より早く動けるかが勝負になるわけです。でも体力さえあれば「心.技.体」全部を補うことができる。一番たいせつなのは「体.体.体」なんですね。
堀田 しかに一流といわれるスポーツ選手は体力があるから、白鵬にしてもイチロー選手にしても、ほんとうにけがをしないですものね。
神和住 若いときは「攻撃は最大の防御なり」なんて言って攻めることばかり考えてきましたが、最近は、若い人たちに「フィジカル、フィジカル」って教えているんです。
堀田 体力さえあれば、いくつになってもいろんなことに挑戦できますからね。本日は楽しいお話をありがとうございました。

対談中の神和住純さん(右)と堀田編集委員長

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