麺の献立 麺料理は手軽に食べられ便利なのですが、麺と薬味だけですませがちです。そうなると、栄養のバランスがとれません。具が少ないと満腹感が得られず、麺を食べる量が多くなり、結局カロリーオーバーになってしまいます。また、麺料理は塩分が多いのも気になるところです。
今回は塩分控えめなアジアの麺料理2種と、それにスムージーを組み合わせ、バランスのとれた献立をご紹介します。
（羽村相互診療所管理栄養士）松村 奈々
フォー・ガー（鶏肉の汁ビーフン）
1人分：305kcal、食物繊維0.8g、塩分2.7g
材料 （ 2人分 ）
| 鶏肉（もも肉皮なし） | 1/2枚（100g） |
|---|---|
| 水 | 500ml |
| フォー* |
120g |
| もやし | 1/2袋（100g） |
| 【スープ】 | |
| 鶏肉の茹で汁 | 400ml |
| ニョクマム | 大さじ1 |
| 中華スープの素 | 小さじ1 |
| こしょう | 少々 |
| 香菜 | 適宜 |
| バジル | 適宜 |
| ライム | 適宜 |
| 赤唐辛子 | 適宜 |
作り方
- ① 鍋に鶏肉と水を入れ火にかける。沸騰したら弱火にして15分くらい茹で、火をとめてそのままおいておく。
- ② もやしのひげ根をとっておく。フォーをぬるま湯に15分ほどつけて固めに戻し、ざるにあげる。
- ③ 茹で汁を400mLにし（多ければ減らし、足りなければ水を足す）ニョクマムと中華スープの素、こしょうを加えて、スープを作る。（鶏肉は入れたまま）
- ④ 別鍋に湯を沸かし、もやしをさっと茹でてとりだし、同じ湯で戻したフォーを3分ほど茹でる。その間にスープから鶏肉をとりだして食べやすく切り、スープは火にかけて温めておく。
- ⑤ 茹であがったフォーを器に盛り、スープを注ぎ、鶏肉、もやしをのせる。好みでバジルや香菜、ライム、赤唐辛子を添える。
コツ・ポイント
【フォー・ガー】
「フォー・ガー」は鶏のだしをスープにした、ベトナムを代表する麺料理です。「フォー」とは米粉で作ったきしめんのような平打ち麺のこと、「ガー」は鶏肉のことです。
油が入らない麺であっさりしてる分、腹もちがやや悪いので、バランスがとれるようにアボカドと豆乳を入れたスムージーを組み合わせて、脂肪分を補いました。
*（ベトナムのビーフンの一種）
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