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発酵食品を使った献立

味噌や醤油、漬物、お茶、チーズ、パン、ワインなど、私たちはたくさんの発酵食品を食べて生きています。
発酵食品は、食品に微生物を作用させることで、人に都合のよい効果(おいしさが生まれる、栄養価が増える、消化吸収がよくなる、保存性が高まるなど)をもたらしてくれたものです。
今回は、そんな発酵食品のなかから、いま人気の塩麹と同じ麹菌によってできる酒粕を使った献立をご紹介します。

(羽村相互診療所管理栄養士)松村 奈々

粕 汁

1人分:168kcal、食物繊維3.8g、塩分1.4g

材料 ( 2人分 )

大根 60g
こんにゃく 30g
にんじん 30g
生鮭 20g×4切れ
油揚げ 10g
しめじ 30g
ねぎ 30g
だし汁 350〜400mL
味噌 大さじ1
酒粕 50g
小松菜 20g

作り方

  • 大根、にんじんはいちょう切り、油揚げは短冊切り、ねぎは小口切りにし、しめじは石づきをとって小房に分けておく。小松菜はさっと茹で、3~4cmの長さに切る。こんにゃくは短冊切りにし、さっと茹でておく。
  • 生鮭はグリルでこんがりと焼いておく。
  • 酒粕をちぎって器に入れ、水かだし汁を少し加えて、電子レンジに20秒くらいかけておいておく。
  • 鍋にだし汁と、しめじとねぎ以外の①の材料を入れて、火にかける。少し煮たら、しめじとねぎ、②の鮭、③の酒粕をよく溶かして加え、中火で煮る。
  • 野菜が柔らかくなったら、味噌を溶き入れて火を止めて器に盛り、小松菜をのせる。

コツ・ポイント

【酒粕】
日本酒を作るときに、蒸した米を麹菌で発酵させたもろみを絞ったあとに残る副産物ですが、酒粕にはビタミンやアミノ酸など栄養素が多く残っていて、継続してとることで便秘の改善や血中コレステロールを下げるはたらきがあります。アルコール分が8%ほどありますが、煮立てれば、だれでも気やすく飲めるようになります。しかし多くとったあとでの車の運転は控えてください。

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